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灯火
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作詞 田中。 |
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ねえ、君は誰を見ているの?
僕はここに居るのに
君はそこに居ないんだね
揺れる灯火消えないように
伸ばした手のひら虚空を掴む
作り笑い、またひとつ嘘をつく
温かかったこの部屋も
しあわせだったこの距離も
特別だったと今さら気付く
人はどうして大切なもの
見失い錯覚するのだろう
ねえ、君は何を望んでいるの?
僕が欲しかったもの
それはとてもシンプルだった
消える灯火忘れぬように
せめてもの強がり精一杯に
背を向けて、君の元を去っていく
聞き慣れたその声も
見慣れていたその笑顔も
失う瞬間遠くに感じる
僕はどうしてあともう少し
素直になれなかったのだろう
すれ違い 馴れ合いに 消えた灯火
そっと吹く風に揺れることもない
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