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フィクション
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作詞 走風駿 |
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怒っている一秒前に喜んでいた
楽しんでいる一秒前に哀しんでいた
どうして今怒っているの
なんでさっき喜んでいたの
疑問に思った瞬間心は冷めきる
楽しい理由なんてない
悲しむ意味なんてない
全部どうでもいいや
この世界はなんてドラマチックなのだろう
所詮ドラマはフィクションで
全部うそのかたまり
私たちの感情もけっして特別ではなく
誰かの台本に沿って動く人生ゲーム
そのへんに転がる石と人の命
ふたつを天秤にかけても動くことはなく
全てが平等に無価値で
中身のない空っぽな世界
投げた石は人を殺し世界を滅ぼす
まあ 世界が滅びようが
人が何人死のうが
全部何でもないや
この世界を創りし神はどこに行ったの?
その神すら作り物で
全部うそのかたまり
特別に見えるものもけっして特別ではなく
誰かが誰かを作って遊ぶ操り人形
死にたい
だけど死ぬ理由がない
生きたい
だけど生きる意味がない
誰か理由を 意味を
私にください
この世界を生きる自分はどこに行ったの
所詮自分はフィクションで
全部うそのかたまり
自分という存在もけっして特別ではなく
自分で自分をだまして生きる人狼ゲーム
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