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キレイゴト
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作詞 彩名 万由花 |
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言葉を持てない僕は
いつも人に指をさされた
何も出来ない
役に立たない
強く光を浴びれば
影も濃くなるものだ
茂った木の葉のように
群れで風を受ければ
大勢のひとりになれる?
『仲間』を履き違えてはないか?
キレイゴトで埋め尽くされた
この世の中
瞳は闇を嫌って
美しいものしか映さなくなった
嗚呼
僕は盲目だ
夢が見えた頃は
何もかもが新鮮だった
それを青春だと
誰かも名付けた
綺麗な花ほど
凶器を隠し持っている
傷つきたくないと
初めから近づかなければ
荒波もなく生きていける?
『平和』の意味を間違えていないか?
キレイゴトで満たされた
僕の良心
ずる賢い大脳が
瞼を閉じる方法を教えてくれた
嗚呼
僕は弱虫だ
人を知るほど
人を知るほど
自分を守る殻が
次第に厚くなっていく
キレイゴトで埋め尽くされた
この世の中
瞳は闇を嫌って
美しいものしか映さなくなった
嗚呼
僕は臆病だ
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