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星屑の痕
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作詞 柚氷飴 |
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凝り固まった過去と劣等感
君が救ってくれるというのですか?
たまったもんじゃない 分かりきった顔
他人の血で温めたその手のひらで
この傷痕に触れないでくれ
嗤って泣いて、そっと裂いて
それでも腐らず しぶとく残ってる
心と呼べる一欠片 ずっと喉を締め付けてる
人の形を模したまま 綺麗な骸になるなんて
誰も彼もきっと望んじゃいないよ
頬に溜まった哀しみが なぜだかとても痛むから
笑顔になるのが辛いんだ
いつか失くした明日と肯定感
君が与えてくれるというのですか?
笑えない冗談 やめてくれないか
生きるために切り捨てた 拙い希望
あの眩しさに触れないでくれ
冷めてく息を、そっと止める
それでも身体は 苦しさに喘いで
溢れた涙 一雫 温かさに声が漏れた
星の形を模したまま 静かに弾けたいな、なんて
僕も君も 一度は願ったはずさ
夜に隠した寂しさを まだ探し出せてないから
明けていく空に背を向けた
傷痕も鈍く残る痛みも
不確かな息を吐いてきた証拠だ
僕を救いたいと言うのならば
闇に灯してきた微かな光を
どうか奪わないでくれないか
嗤って泣いて、そっと裂いて
それでも翳らず 静かに瞬いてる
心と呼べる一欠片 僕の小さな道標
人の形を模したまま 無様に足掻いて生きている
誰も彼もきっとそんなもんなんだ
頬に溜まった哀しみが なぜだかとても愛しいから
今はまだ、泣いていたいんだ
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