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新聞配達の夢
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作詞 An autosynnoia search |
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暗闇がまだ息づく頃に
人気のない 冷たい路を
ハンドル握りただ駆け抜ける
靄に包まれた街が白く
笑いかける 眠たい僕を
籠に入った荷物が踊る
今日もお疲れ様ですと 早起きの彼女は笑う
どうもおはようございますと 毎日同じ挨拶する
朝日が昇る前に この新聞をお届けします
街がまだ眠る頃 その一瞬のためだけに
彼女が笑う間 この新聞をお届けします
独りきりでただ見る 朝焼けの名前がついてる
夕闇が目を覚ます頃に
色気のない 疲れた路を
登り坂 重いペダルを漕ぐ
普段は何をなさるのと 頬を赤らめて上目遣い
そんな仕草に胸高鳴って 翌朝同じ挨拶する
月夜が廻る前に この新聞をお届けします
傷心に浸る頃 エンジン音を響かせて
薔薇色の展開を この新聞とお届けします
連載小説に 書けてしまいそうな物語
そんな事ばかり考えて 毎朝自分を叩き起こす
現実に引き戻って 誰も待ってない家を回る
虚しいや そうしてまた昇る日を浴びる
朝日が昇る前に この新聞をお届けします
僕はまだ夢心地 平凡な日々を数えてる
灰色の展開を この新聞とお届けします
鼻で笑われるような 誰にも言えない妄想と
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