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靴を脱ぐ
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作詞 An autosynnoia search |
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終電を見送ったから
やっと途方に暮れられる
知らない駅で彷徨うように
行き場のない私の感情は
誰かと分かち合えるかな
降りしきる雨音だけが木霊する
汚れ果てた足元 鉄の共鳴を
いつかの日々に重ねて消して
ほつれたままの昨日 滲んでく私は
少しずつぼやけて そのまま
深さを増していく夜だけ
また生き生きと死んでいく
迫る明日に怯えるように
行き場のない私の感情が
薄れて散っていくようで
纏い付く空気だけが優しい
辿り疲れた記憶 すり減り絡む過去
つまづく未来に恐れて脱いで
ほつれたままの気持ち 並べて置いたなら
独り雨に打たれ そのまま
滴る粒が肌を撫で 慰め触れても
何も分かち合えないや でも
壊され見捨てた光 歪んで痛む夢
いつものように抱えたままで
引きずり錆びた鎖 外して踏み出せば
独り朝に溶けて それきり
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