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Caramel
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作詞 マンボウ |
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平気なふりで
右肘の擦り傷を
見つめる僕に
差し出された 一粒
濁らず笑い
お揃いの一粒を
頬張る君と
頬を伝った 大粒
優しさの意味を知っているか?
とぼけた顔はさせないぜ
あの時 君がくれたんだ
それでも僕は
キャラメルが嫌いで
騙した自分を頬張る事が
怖くて 逃げている
それでも君に
何か言わなくちゃ
手にした全部を失う事が
怖くて 甘ったれた言葉を探している
ほら どしゃ降りだ
一時の雨宿り
見上げる僕に
忘れた様に 一粒
思わず笑い
「あの時もこんなだった」
引っ込める手に
また「ごめん」と呟く
優しさの意味は知っているが
どうにも上手く渡せない
あの時 君がくれた様に
未だに僕は
キャラメルが嫌いで
自分の甘さと重なる事が
怖くて 逃げている
いつかは君に
ちゃんと言わなくちゃ
夕焼けと雨の擦れ違いでも
一言 甘ったれているかもしれないけど
お揃いは多分頬張れないが
今度は僕から差し出そう
優しさと呼べるか分からないが
今度は僕から差し出そう
あんなに綺麗な一粒を
僕も持てるかな
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