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Stain
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作詞 ポリエステル |
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うっかりこぼしたカフェインが
薄い白地に染み込んだ
慌てて拭き取る僕の手は
上辺ばかりを擦ってた
しっかり構えた銃口が
細い身体を突き抜けた
うなされ歯ぎしる彼の背を
優しく撫でる人はどこ
ケーキを分けるテーブルで
生死を分かつ前線で
共通項はただひとつのstain
うっかり落としたカフェインで
ひとつの世界が消し飛んだ
ちゃっかり落とした爆弾で
世界のひとつが消し飛んだ
消すには消せるその跡も
消すには消せないその跡も
名前は同じ 覆水染み込むstain
静かに置かれた絶望が
そっと僕に微笑みかける
手を止めてご覧よ ふやけて
千切れて そこにとどまる真実を
手を止めずこするよ 垂らして
濡らして なおもとどまる真実を
静かに置かれた絶望が
優しく彼に微笑みかける
目を閉じて聞けよ 叫びを嘆きを
今も貼りつく真実を でも
目を開けてご覧よ あなたの
後ろで そっと抱きつく体温を
優しく抱きつく真実を
うっかりこぼしたカフェインは
綺麗さっぱりなくなった
消えて代わりに残るのは
あまりに白いひとつのstain
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