|
|
|
勿忘草
|
作詞 JiRo |
|
去ってゆく その背中を
止めることができるのならば
どんなによかったでしょうか
この定めを知りながら
闘うわけなど 無ければいいのに
誰も救えない僕の両手は
後悔ばかりを掴んで離さない
残された言葉と温もりが
思い出を過去に変えてくれない
髪を揺らした風に乗せて 今
別れを紡いだ
望んでいた あの明日が
来ないとしても 僕は
護りたい今があったのに
涙の夜を乗り越えて
白黒の世界を彩ってゆく
目を覚ませば この場所はきっと
僕を受け入れてはくれないだろう
ばらばらに砕かれた記憶に
まだ聴こえる遠い日の残響
見上げた空に浮かぶ宵の月は
あの時と同じまま 光を放つよ
華やいだ 彩雲の道
歩いてゆく 僕はひとりで
奏でるのは 虚しいほどの靴音だけ
・
|
|
|