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ラブ・レター
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作詞 遊詞 |
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こんな夜は熱いコーヒーでも いつだったか
君が言ってた 飲めやしないくせに
どっかの絵師が書いた 二人の笑顔が
今の僕を笑っているね
ぬるくなったコーヒーを飲んで
右手でちょっとペンをとって
そっと目を閉じて・・・・・・
大声で笑う君も 真っ赤な顔で怒る君も
恥ずかしそうに舌を出して照れてる君も
涙流して泣く君も 目を丸くして驚く君も
僕の中に君は溢れてるのに
何にも書けやしない
誰もいない映画館の隅に いるみたいで
空に映されてる 無数の星
相変わらず一文字も 書けない手紙
もう諦めて寝ちまおうか
ふいに開いた本の隙間から
ひらり落ちた写真の君に
そっと微笑んで・・・・・・
言えなかったこの言葉と いつか言うと決めてた僕と
心に積もり積もった淡いかけら
去りゆく君のくちびるが 何か言おうと動いてた
何にもできない弱かった僕だ
ただ抱きしめることさえも
やっと書いた 君への手紙
たった一言 「好きでした」と
たった一言 「好きでした」と・・・・・・
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