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横浜に消えた女
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作詞 藤堂 ゆきお |
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上辺だけの夢
退屈憂さ晴らし
子供みたいに陽気に
歌った
黄色の屋根を曲がるところ
新しい店出来たってさ
今度行こうよなんて
話してた午前11時
横浜に消えた女
明日ごと攫っていった
割れたクッキーのかけら
貴女の見えない窓
新しい明日が始まると思ってた
私ごと消えた
なのに貴女は輝いていた
なんてアイロニー
横浜に消えた女
明日ごと攫っていった
割れたクッキーのかけら
貴女の見えない窓
名の知らぬ貝の殻
人工的な海の波
私の涙みたい
何色でもない空
口ずさんだの
栞に挟んだあの「」
息を吸い込んで黙った
貴女は一人飛んでいった
横浜に消えた女
明日ごと攫っていった
割れたクッキーのかけら
貴女の見えない窓
横浜に消えた女
もう影すら見えなくなって
割れたクッキーのかけら
貴女を見落とす時計の針
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