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色情故に
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作詞 藤堂 ゆきお |
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遠吠えの 鳴る丘の下で
色情は今宵もゆらゆら燃えており
感覚のない爪先までもう 貴方のものです
闇よりもっと深い闇へ
私を誘う貴方
さようならの文句すら脳髄まで
忘却させてしまった
けれど科学の実験のようなお遊戯
こんな恥ずかしい 姿を貴方に
捧げます 頭を垂れながら
宵酒に映し出される 美しい月明かり
さりげなく 交わす口付け
まるでおとぎ話のようね
戸惑い 震えて
そこじゃない 手が届く場所はもっと奥
私を全身で感じてよ
黒い涙 紅い口紅
「まだ何か仰ろうと?」
時が経てば恋心も消えてしまうのだと
永遠も運命もないのだと
もう理解したのなら
憐れでも 醜態を晒します
貴方の前だけなら
どうかお願いします
私の歯を持ち帰って
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