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流行りじゃない
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作詞 新井 響生 |
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毎日使う路線の途中駅
使い古された名前の駅看板に
ぶら下がった言葉に息が詰まる
10年たって戻ったこの駅には
優しさも厳しさも無くなっちまった
お前と歩いたコンコース
くだらない言葉で語り合った
言葉にできない分は目一杯抱き合って
10年の歳月がたった今でも
こびり付いた頭から消えてくれねぇんだ
あぁあの頃から季節は過ぎ
この地も風変わりしたっけな
駅前には大きな商業ビル
お前と行った店は潰れちまった
早く早く あぁ早く戻りてぇな
地元のライブハウスでお前に歌った曲
10年たった今でも歌い続けてる
歳月が過ぎるたびに錆びていく言葉たち
歌った曲はガラガラのフロアに落ちていく
10年たってもぜんぜん進歩しねぇままで生きてます
あぁあの頃からなにも変わっちゃいねぇ
風変わりしたの地元の景色だけ
駅前には大きな商業ビル
おかげで地元のライブハウスは潰れちまった
早く早く あぁ早く戻りてぇな
売れないミュージックに冴えないバンドマン
流行りじゃない 流行りじゃない
綴った言葉に生きていい理由なんかなくて
搔きむしる 掻きむしる
暗い言葉と音楽に魂が宿る
あぁあの頃からなにも変わっちゃいねぇ
風変わりしたの地元の景色だけ
駅前には大きな商業ビル
俺が生きていい理由なんてありはしねぇ
早く早く あぁ早く戻りてぇな
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