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おもひで
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作詞 BLACK BOX |
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染みだらけのシーツに血だらけの枕元
傷だらけの皮膚で爪を研磨
咎ってきたら齧り切ってまた研磨
そうやって繰り返して陽が地に墜ちたら
闇に紛れる彼は夜に隠れる
灯そう
母と歩いた一丁目の商店街
二丁目には父と遊んだ公園があって
三丁目の路地裏では猫を拾った
君と手を繋いで帰った四丁目の遊歩道
さよなら、さよなら。
冬の夜ずっとずっと暖かいのは
思い出かな
この火かな
月明かり燃やしていく薄灯り
電柱がマッチで電線が導火で
火種は他ならぬ僕自身で
伸びていく赤色を黒目で眺めて
温もりが空に消える前にまた
灯そう
母が轢かれた一丁目の交差点
二丁目の艇場には父が入り浸ってて
三丁目の路地裏に猫を捨てた
君が誰かに買われてった四丁目のラブホ
さよなら、さよなら。
冬の夜いろんなことを思い出して
悲しいけど
暖かいんだ
さよなら、さよなら。
もう戻らない戻れない戻りたくない
それとも戻りたい
冬の夜ずっとずっと暖かいのは
思い出かな
この火かな
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