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桃色って...
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| 作詞 新井ナオマサ |
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桃色なんて何だろう？
そう思ってたあの頃
覚えていないだろう
お下がりのパレットに
意味もなくただ塗られ
色とりどりに広げられた色を
忘れていた色を今思い出したんだ
パレットに広げて遊んだあの日
色の作り方なんて知らなかった
筆を置きながら横に滑らせていく
後をついていく様に色が後ろに伸びていく
最初は誰だって色なんて作れない
あっという間に作れている
桃色ってそうだっけ？
過去の記憶をつれてくる
夢に出てきた色を桃色だと
そう思い込ませていく
記憶の底に眠っていた桃色が
姿を現すとき僕はもう大人だね
夢の色が桃色なんだね
色の作り方なんて知らなかった
筆を曲がらせ指をくわえる
乱雑になった机から出た色を
ピンク色だと感じる
思い出の色の中にある桃色はどこにある
僕はなぜだか思い出すことができない
君との思い出も色を流すように消えてゆく
地面に落ちたパレットを真上から見つめては
桃色に語りかけながら忘れゆく
思い出せな色だけを指で数え
泣きながら忘れる桃の色
フタを開けた僕の脳裏によぎった桃色
夢とは違った色の桃色があった
パレット一面に広がったインクは
誰も思い出せない甘い色なんだろう
そう自分に思い込ませ続ける
桃色ってなんだろう？
そう思ってたあの頃
覚えていないだろう
お下がりのパレットに
意味もなくただ塗られ
色とりどりに広げられた色を
忘れていた色を今思い出したんだ
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