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すれ違いの日
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作詞 新井ナオマサ |
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同じ部屋で暮らし始めた仲良しの子と
これから何が始まるのかと楽しみながら
毎日が嬉しくて走り出したあの日
ふわふわと柔らかい雪が地面に落ちる
朝の窓のくもりを拭い
肌を刺す様な水が手につき
降り注ぐ柔らかい雪が
部屋の床に落ちてとけてゆく
いつの間にかすれ違い話もせず
ただカレンダーがめくれてくだけ
机の上の紙を破き叫んだあの日
周りを気にせず叫びたくなる時もある
机に何度も当たり現実逃避
こんなはずじゃなかったと言い聞かせ
自分が悪いと思わせず当たり続け
ずっとうずくまり歯を噛み締め
降り注ぐ雪を目で追いかけ続ける
部屋に差し込む日差し
眩しいと目を隠し隙間から見る僕
さっきまで降って積もた雪がとけて消えていた
すぐ消えるなんて降る意味ないと
消えてく雪に思いをぶつける
水を含んだ雪を足で切り上げ撒き散らす
降ったばかりなのにとけて消えかけている
思い出したかの様に走り出した僕は
手に取った淡雪を握りしめ
雪をかぶった街を進む
いつだったかな一緒に笑った日は
もう思い出せないくらい経った
後悔はしないそう言い聞かせながら
人混みの中を抜けて見えた世界
心のモヤが消えた様に和らぎ
解放された様な自分がいた
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