|
|
|
僕のうた
|
作詞 NAO |
|
僕には
なりたいヒーローがいたどんな言葉も行動も彼には称賛を与えられた
僕はいつしか「なりたい」という不確かな希望が「なるんだ」という確信に変わっていた
そんな彼も一度の失敗で誰からも見放され見限られ手のひらを返された
そんな否定と肯定の陰に隠れて僕の夢は人知れず無様に砕け散った
誰かになりたいなれないそんなことどうして気づけなかったのか
誰かになりたい誰にもなれない理由は簡単だよどれだけ御託を並べたって
何より僕は僕だから
宝箱と書かれた箱の中にはガラクタばっかかつての輝きはもう失い
欲しがっていたモノはいつしかいらないモノになってしまって手に取って見ることもなくなっていた
部屋の片付け中に見つけたのは埃被った憧れていたヒーローのフィギュア何故だろうな今でもかっこよく見えた輝いて見えた
曲がりくねった道を歩いてきた
真っ暗闇でも歩いてきた
泣きながらでも歩いてきた
何者かになりたかった自分じゃない何者かに
何者にもなれなかった何者にもならなくてよかった理由は簡単だよどれだけ御託を並べたって
何より僕は僕だから
何故だろうなあの頃よりもっとかっこよく見えた輝いて見えた
|
|
|