|
|
|
Old Piano’s Story
|
作詞 只見つづり |
|
音楽室の中
黒板の前の片隅
静かに誰かが来るのを
待っているだけ
西日が射しこんだ
教室にドアの開く音
静かに誰かが触れると
僕は目が覚める
君の指先
滑る鍵盤
張り詰めた弦を響かせて
踊る旋律
歌う音楽
君が奏でる調べ
高鳴る胸の音
優しく甘い音階
流れる和音を響かせ
僕は愛を歌う
共鳴する音は
空を震わせて広がる
静かに放たれ飛び出し
希望の歌になる
優しく美しく
激しく時には淋しく
紡いで奏でて弾んで
舞い上がる
最後の鍵盤を
押された後には静かに
再び誰かが来るのを
待っているだけ
音楽室の中
黒板の前の片隅
誰かが僕をかき鳴らす
夢を見てる
|
|
|