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LAST/ESCAPE
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作詞 Eain |
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寂れた街のとある片隅で
1人立ちすくむ色の無い少年
自分の存在する意味も知らず
夢を求めて彷徨い続けた
足元に伸びる 淡い月の影
「まるでおもちゃみたいだ」
脆いガラス 砕けた願望
何にすがればいいのか
蘇る記憶 握りしめた手が震え
終わらぬ「ユメ」は此処で回り続く
例え僕が逃げて
覚めぬように目を閉ざしたとしても
もう戻らない 遠くなる君の後ろ姿に手を伸ばせずに
目を逸らせ 目を逸らせ こんなに汚れた記憶から
かえれない かえれない 逸らしてしまえば戻れない
そう、あの子は笑う 「忘れてしまえ そんな記憶なんて」
寂れた街の小さなお祭り
多すぎる色に埋もれてる少女
手を伸ばそうとする勇気さえなく
人混みの外、手招く少年
試すかのように提灯が揺れる
「ああ、また始まるのか」
伝えられないよ 消え去った台詞
嘘でもいいと思ってた
薄れてく情景 空を掻く手が 痛い
終わらぬ「ユメ」は人を変えさせてく
例え私だけがこの世界に残されたとしてもさ
もう戻らない 歪んだ記憶の 欠片一つも 掴めないまま
思い出せ 思い出せ 私が一体誰なのか
嘘でもいい 夢でもいい ハズレの人には明日などない
聴こえないキミの声 あんなに求めた筈なのに
抱え続ける深い虚無 叶うはずなどない妄想
灯火の底 惑わす目 溺れた夢に「最期を」
目を逸らし さあ逃げろ こんなに汚れた記憶から
今すぐに 思い出せ 私が一体誰なのか
目を逸らせ 目を逸らせ 消せるはずのない想いから
思い出せ 思い出せ 誰も知らない あの子の事
言い聞かせる「もう終わり」
全てが夢に変わるはず
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