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居心地の良い世界
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作詞 望月としあき |
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白黒の背景のときに聴く音楽は
その状況を思い出す引き金になる
それはわかっていたけれど
耳に流すものがなければ
悲観の声でつぶれてしまいそうだった
現実から逃げるためか 乗り越えるための詞(うた)
代わりに声を出してもらう 居心地の良い世界
守るべきものを守るのか 守らなくてもいいものを守るのか
容易さと引き換えに たいくつを選ぶのか
生きやすさを選ぶことが 生きづらさになることもある
他人の歩む道のりが いつだって輝いていた
自分が正しいと思う道も 信じがたい迷路に
現実から逃げるためか 難しくても楽しいものを
レールから外れた少数派の 居心地の良い世界
数々の信じた選択の先には
必ずたどり着く自分の理想郷
思い出せば笑い話とは ならないこともある
だけど 考えても作り出せない永久保存版
自分だけのどんでん返しストーリー
現実から逃げるためか 飛び込んだ画面の中
外と切り離した 居心地の良い世界
遠くにある誰も知らない川沿いの店
鍛えられた足腰 時間を忘れて吸収するもの
裏切りなく 離れることもなく
ずっとそばにいてくれる 助け舟
現実から逃げるためか 多くの智恵が集まった貯蔵庫
自分と違う過去につながる 居心地の良い世界
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