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残響
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作詞 929大樹 |
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どれだけの痕を拾い集めても
血液に変えて洗い流せない
どれほどの影が通り過ぎたでしょう
そのうちあなたは何分のイチくらい?
優しさの裏側 勘ぐっていたね
時には本当を見落としたままで
この声が響くように この手が届くように
その震えが誰にもばれないように
この声を聴いてよ この手に触れてみて
その震えもすべて含めて
気持ちにはいつも意味づけがいるものね
悲しみに形 あったらいいのに
映した笑い顔 鏡に涙
どうして反対が一緒にいるんだろう?
声が響き渡り 両手でもぎ取って
その震えがいつか無くなっていても
旋律になりたい 感触になりたい
記憶より残響になりたい
消えてしまう記憶よりも
ずっと残ってしまう響になれたら
例えばあなたの胸の中に
幻聴でも幻想でもなく
深い森の奥に確かにあるはず
あなたに見つけてほしい
この声が響くように この手が届くように
その震えが誰にもばれないように
この声を聴いてよ この手を握っていて
その震えもすべて含めて
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