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月のヒメとGravity
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作詞 中樽三岐 |
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ツインテ―ルを揺らし窓辺に佇む君
輝く瞳はどこか遠くを見つめていて
もうその時から目が離せなかった
付かず離れず愛想よくなんて他人行儀 常に僕を惑わせる
沢山の人に愛される君は知らないだろう切なさを
今朝も鉢植えに水を遣る僕のことに気づかない振りで
文庫本片手に「月が綺麗ね」って笑うから
勘違いしてしまう
燕が低空飛行していく校庭を背景に二人きり
月へ行ったらこの思いは6分の1まで軽くなるかな
重力加速度を超えて僕の心は落ちていく
君は涙こぼさないかぐや姫
つまらないと袖を引っ張る白い横顔
僕に突っかかる時は大抵不機嫌でさ
しなやかな強さをそっと隠していた
からかい甲斐も隣にいる理由も無いことが一番の必要性
それがどんなに苦しくて嬉しいのか君に知られたくない
会話はいつも押し問答 僕の好物ばかり聞かれる
だから心臓に手を置いて「君が欲しいよ」なんて
死んでも言えないんだ
竜巻のように過ぎ去る日々に意味はあるのかと考えている
月へ行ってもこの気持ちは6分の1より重いままだよ
重力加速度を超えて僕の心に飛び込んだ
君は眩しく微笑むかぐや姫
答えを聞かずに消えてしまうなら
せめてその瞬間まで傍にいさせて
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