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空想世界
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作詞 羽萩 |
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君は夢を知っていますか?
空の色を知っていますか?
どれもこれも偽りで成り立っている
いいな
楽しい日々と笑って過ごした
時間は無駄と誰かが言った
「当たり前だろ」何で今さら
転んで怪我した事も
叫んで傷付けたことも
結局覚えてない
自分の首を絞めずに
他人を蹴り飛ばしていただけ
知らないフリ
泣いてる君をそっちのけに
世界は回る
フリーズコールしても無視
止まることを知らぬ時間さえ
儚く消える命は
春始めの淡雪だ
君は声を知っていますか?
僕の事も知っていますか?
きっと知らないままに僕の前で
パタリ
暖かい太陽は僕を
包み込んでくれるけど
いない君を包み込んでくれない
ひび割れて使えないグラス
荒れて使えない屋敷
全部君が残した
自分の頬を殴れずに
他人の首を絞めているだけ
知らないフリ
消えた君を見ないフリで
僕は歩く
君はフリーズコールする?
消え逝く人の痛みも知らぬまま
夢を見て消していく
空想世界
悲しみは積もるのに
雪は積もらない
寒いのに暖かいから消えていく
君もそんな風に
「消えちゃった」
凍えて歩く僕の隣に
笑う君
僕のお休みなさいを
止まらない時間の行方さえ
夢として消していく
空想世界
都合の良い
空想世界
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