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永眠幻
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作詞 夢籠 |
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かじかんだ手と白い吐息
寒いね と言って 僕の指をつかむ君
確かに感じたものは 温もりなんかじゃなく
冷たい手の感覚
夢か現実かもわからない
隣に居たはずの君がみえなくて
ただ一人 立ち尽くす
君は僕を裏切った?
ひび割れた 僕の心を殴るように
歌い 歌い 歌いつづける
狂ったように 君を忘れるように 叫ぶんだ
僕を置いて逝った君を 捨てたいんだ
眠れない日がつづく 暗い夜
こんな僕を他所に 廻る世界
ふたりでみた輝く星は 今も
こんな醜い僕を照らしていた
体中に突き刺さる痛み
捨てたはずの君への想いが溢れる
一人 部屋で 泣きわめく
どうか僕を許して
押しつぶしていた想いを放つように
歌い 歌い 歌いつづける
優しい声で 君に届けるように叫ぶ
僕の大好き君を 包み込むように
そっと…
君が大好きだった この詩を
かじかんだ手と白い吐息
顔を覗かせた太陽の光は まるで
君の笑顔のようにあたたかかった
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