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春
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作詞 Psygnosis(シグノシス) |
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朝、窓からは日光 僕の顔に突き刺した
アコースティックギターが僕の 横顔で寝ていた
彼女に聞かせた後 そのまま僕は寝てしまったのか
あの歌が僕の最後の 彼女に聞かせた歌だった
もうすぐ僕はこの部屋を出る 1DKの狭い部屋
就職先からは列車で 10駅ほど近くなる
段々都会に近づいていく 僕はもう子供じゃない
この部屋から見る最後の空は 澄み切った青空だった
オムレツ作って 4年住んだ街をぶらぶらした
近くにある雑貨屋も 今日で閉店だとさ
ああどうして 時間は流れて 春がやってくるのだろう
コンビニでビールを買った 今日は奮発して発泡酒じゃない
ポテトチップスも買おうか 財布を見た やっぱやめた
誰と挨拶することなく 僕は部屋に戻りました
今日のニュースは大きな事件もなく災害もなかった
ギターのチューニングをして ビール飲んで布団敷いた
いつもお酒呑んだら眠気出るのに 今日は涙が出てきた
ああどうして 時間は流れて 春がやってくるのだろう
楽しいこと つまらないこと 全ての時間が春へと繋がる
もう帰ることはないかもしれないけれど ここでの春が終わる
また新たな春へ
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