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この世の中を
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作詞 蝦名裕也 |
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「おはよう」の合図で目を覚ます
見たことない景色だとも憧れだとても
いつかはそうなるのかな
「おやすみ」のスタートで夢に走る
生乾きのままのぐしゃぐしゃの髪で枕が濡れる
いつも通りの世界に一言欲しいな
いつも何も出来ずに終わってくんだ
毎日が詰まらないんだ
そろそろあなたに抱かれたい
でもそれは幻想の中であって現状は何も変わらないのかもしれない
1つの何かを変えるために10の何かを変えないといけないこんな世界でも
10秒後の自分を変えるために1秒だけ違う何かをすればいいこんな世の中でも
誰かを愛するということだけは非効率なんだ
「よく出来た世界だね」って通りすがりの風は教えてくれた
時間の中で生きてんだ何が良いのか分からないよ
「会えてよかった」って思い通りに行かない時だけに言われるんだ
どんだけ心が泣き叫んでるか分かってるのか
好きって言葉を吐き出すだけに口角を3度上げないといけない
ハグをする為だけに肩の筋肉を使わないといけない
夜の営みのために明日まで使わないといけない
幸せなのかはたまた苦しみなのか
生まれてきた時点で不幸中の幸いってやつなのか
自称偉人はでたらめしか言わないなあ
でもいつかは自他認証の神様になるとすれば
今聞かなきゃ損だと思いますケド
「1人は皆のために皆は1人のために」
目の前の君が笑った
何を思ってかは分からないけど僕も笑った
たった一つ言えないことが一生の家宝みたいに
心の奥底で下げずんでるだけなのにね
よく出来た世界だねよく曲がった世界だね
誰かはよく言う
「頭をひねって出した答えだそしてそれを実現させる」
その誰かは実現というものを行動と勘違いしてたんだ
ねじってひねってどれだけ回しても
このゴムみたいな現実は
すぐに元に戻ってしまうんだ
本当によく出来てない世界だね
愛してるもそうなのかな
本当に何も出来ない世界だね
許すということもそうなのかな
笑うということもそうなのかな
幸せはなんなのかな
生きるってのは今を息するだけなのかな
死ぬということは今を止めることなのかな
分かるわけない君のことなんか
分かるわけないこの世界なんか
でも一つだけ
分かり得ない君だけど愛してるってさ
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