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青女と幸福論
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作詞 僕 |
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日々何かを、たとえば恋だとかを消耗してる
なにか大事な夢を見忘れたみたいに
あのとき海辺でカメラを向けてた
多分好きだったあの子は
ずっとファインダーから私を見ていて そう言っていた
「いいかい?
これは夢なんだよ
夢から醒めれば 君は」
大人になるって、夢から醒めるってことだったのね
大人になるって、そういうことなのね
大人になるって、こういうことよね
大人になるって、幸福論にひねくれることなのね
まだ青いままの私が そう呟いたとき撮られた
日々何かしらで悩んでいて
日々何かしらに怯えていて
日々何かしら焦っていて
日々何かしらを隠していて
日々何かしらが変わっていって
目覚めが悪いことを しらけた幸福論のせいにしてる
目覚めが悪いことを 馬鹿みたいな「大人とは?」のせいにしてる
まだ少女でいたいかな でもね
大人になるって、そう言うこともできなくなるのね
大人になるって、幸せがわからなくなるのね
大人になるって、気にしてなかった孤独も気にするのね
大人になるって、そういうことなのかな、
大人になるって、夢から醒めるってことだったのね
大人になるって、そういうことなのね
大人になるって、こういうことよね
大人になるって、幸福論にひねくれることなのね
まだ青かった私が 不器用な被写体の写真は
まだもうすこし
褪せてないようにも見えた
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