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君の名は春風
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作詞 僕 |
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まばらに雪が降った帰り道
君との距離は近いけど
触れ合ったその片手ずつに
嘘か確かめ合った手探りな愛
小さな靴とビニール傘
君は何ともなく差そうとしない
触れ合ってはほどける片手ずつに
じれったさが愛で邪魔されてしまう
逃れ合って流れてゆくのを恐れてる
冬の後方に近づいていく
探り合って消えてしまうことを恐れてる
君の名は春風 そう思うことにした
なかなか辿り着けない二人の視点に
内側の部屋で爪を噛んだ
また触れ合ったその片手ずつに
寒い、って遠回りしては近寄ろうとした
離れ合って戻ってくるならそれでいいけど
二人は飛び越えることを躊躇する
探り合って消えてしまいそうなことを恐れてる
君の名は春風 そう思うことにしてた
バイバイって手を振ろうとした僕の片手を
君がふざけたフリして叩いてくるから
バイバイって言うのをやめて僕が無言になって
君のひらひらしたその手を握ることにした
照れ臭くなってすぐ離そうとする僕の躊躇を
君の優しい沈黙がそっと止めた
時が止まった
冬の後方に立って
触れ合ったその片手ずつに
恋をしてる
バイバイって手を振ろうとした僕の片手を
君がふざけたフリして叩いてくるから
バイバイって言うのをやめて僕が無言になって
君のひらひらしたその手を握ることにした
照れ臭くなってすぐ離そうとする僕の躊躇を
君の優しい沈黙がそっと止めた
情けないな そう思いながら
嬉しいんだ そう思いながら
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