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流星
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作詞 なつき |
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前略 君は今幸せですか?
いつも通り「またね」交わした僕ら 名残惜し気に瞬く電灯
今でも思い出す君のこと
もう一度あの日が来るならばと願って
淋しく笑う君 そんな君を笑わせたくて
「僕に会えない時間が寂しい?」
冗談半分 自惚れ半分
困ったように笑っていたね
「またね」なんて曖昧で きっといつかは言えなくて
優しい嘘なんてなくてよかった たった一言それだけでよかった
今君に 届いたかな なんてね
雪降る公園 静かな子守唄 ポケットの中の小さな勇気
胸躍らせ君を待つ
逢えずに積もりゆく想いを抱いて
今日が終わる 空回りの夜の公園
君がいれば暖かい帰り道
すれ違って 離れていく手
独りの帰りは切ないね
もう叶わないなんて 本当はどこかで知っていて
そっと寄り添う月に惹かれた星々
僕らみたいだと わらってね
「流れ星が流れる度 命が生まれ変わるんだよ」
微笑む君はどこか儚くて 消えてしまわないように手を握り締めた
いつも僕はのんびり屋
君の最期も 知らなかった
拝啓 星の君へ
これは最初で最後のラブレター
なんだか少し照れ臭いけれど やっぱり「またね」が言いたくて
今日も夜空の君を待ち続けるのです
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