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忘却
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作詞 sayu* |
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君に呼ばれた僕の名前は 僕のものではないような響き
過去形に変わった日々の想いが
結び目をほどいて 風に舞う気がした
すき間を縫ってなんとか繋いできたような 今の僕には
全てが奇跡のように見えるのです
今、君のその声ですら
もう触れられないと分かっていても
忘れられることが幸せだ、と 君が小さく呟くから
その言葉がめぐる終着点で 僕は君を忘れてしまうんだろう
忘れられることが怖い僕は そんな心の底で小さく泣く
君の中で生きていた僕の全てにさよなら、幸せでいて
閉じ込めた想い なんとか押し込めてきたような 今の僕には
全てが嘘のように思えるのです
ただ、君のその声ですら
あの日の君を思い出すことも
忘れてしまえることは幸せだ、と 君は何度も言っていたけど
涙も涸れ果てた終着点で 僕は最後の忘れてしまえたのかな
忘れてしまうことが怖い僕は 必死で記憶の底をもがく
君は幸せになれたのでしょうか さよなら、幸せでいて
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