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若葉
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作詞 未夢 |
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長い髪をなびかせて 自転車で走る君が
光り輝く若葉の道の 向こうから近づく
歌にもなりそうなくらい 綺麗だなって思うけど
拾い上げた言葉は いつも 誰かの使い古しだ
ブレーキに指かける君の ハンドルの持ち方で
何か大切なことが わかりそうな気がしてる
生まれては死んでいく 浮かんでいる薄い雲の
昨日の形なんて僕も誰も 覚えてはいないように
君もいつかは消えてしまうなら いっそこの手でなんて
できもしないこと思って 濁った瞳を凝らす
もう直ぐ夏が来たら 君は邪魔な服脱ぎ捨て
脱皮したての肌を 風にさらすだろう
昨日の夢はこんな情景 白い机と白い椅子と
そして微笑む君を 木陰に置いた昼下がり
長い髪をなびかせて 自転車で走る君が
光り輝く若葉の道を 遠ざかっていく
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