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祠神の恩返し
作詞 りょん
小さな山から僕は
遠い世界へ旅をしました
何も知らない僕は
なにと全てが新鮮で

ある日僕は迷いました
何も知らない未知の場所で
僕はそこでとても小さな手の
女の子に会いました

その人間は僕を見て
何も怖がらず言いました
どうしたの?道に迷ったの?
そんな他愛のない言葉は
僕に優を教えてくれました

僕はあの時助けられた
とてもちっぽけな神様です
なんてダサくて言えはしないけど
どうしてもお礼をしたくて
あなたをずっと探しています
一言だけでも伝えたくて
きっといつか会いに行きます


それから100年後
あなたの家を見つけました
けれど似た顔並ぶばかり
あなたの顔はありませんでした

初めてだった悲しみに
人は亡くなると知りました
迷った心のその先で次も
人間に助けられました

その人間も僕を見て
何も怖がらず言いました
人はね。とても弱いの。
そんな他愛のないコトバは
僕に生命を教えてくれました


優しい声もその生命も
いつか死んでしまうなら
神様にも消えていく時
そんな時間の流れから

僕の生命で恩返し出来るなら
さあ
「最期の仕事ね」

僕はいつかの人間に
憧れてしまった神様です
昔に今に未来に幸あれと
少しながらお礼をしたくて
あなたの好んだこの場所の
優しさだけは返したくて
僕はここで一生を生きます
ずっとずっと暖かな町で


ある日 目が覚めた日に
祠の前に置いてあった
くしゃくしゃになった手紙に
綴ってあった人間の言葉
神様はそれをただ見つめて
微笑む様に眠りました

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル 祠神の恩返し
公開日 2016/11/24
ジャンル その他
カテゴリ その他
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