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病棟患者少年Note
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作詞 りょん |
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時に明るく振る舞う
懐かしい個々の記憶の僕
走った笑った怒った幸せで
喜び絶えの無い毎日で
ある日
止めのない苦痛に狩られ
冷えた心と蝕まれる身体が
嫌気ともに何も分からなくなった
何も友達も見えなくなっていて
意識眩む校庭と瞬く人の間に消えた
「大丈夫」なんて
もう何回聞いた言葉だろうか
心配なんて
偽りの友の心が聞こえて
人生というゲームの
レポートも書けずに
進化退化繰り返すんだ
余命宣告受けた少年
病棟の孤独に生を傾け
天戒点火する展開に
「なんで僕だ」と問叫する
さあ平穏なんて破り捨てて
一転した世界をただ睨み
「愚かだね」と呟いた
時に病棟患者
監獄の様 病に囚われ
狂った自分が招いた世界だ
哀しみそれだけが募るもので
ある日
交わり繰り返す日々
死に追われる生 諦める様に
言葉失う結末の前に
1度だけ見た昔の夢
何も友達の見舞でさえも
高を望む少年の悪戯に息を呑み込んだ
「関係ない」って
もう何度諦めたんだろうか
許されない
楽嬉な人生を謳歌した
人の世に嫌われ
生存を選んだ
誤った洗濯をリセットして
僅かな生命謳う少年
最期の月夜に目を傾け
争奪操舵する速脱に
医師見張り共に教叫する
さあ穏暖なんて夢見ないで
ラストのページ見開いて
「終わりだね」微笑んだ
余命宣告受けた少年
病棟から今抜け出して
ただ笑った ただ笑ったのさ
嗚呼 何もかも捨て去って
戸惑いなく破り捨てた
ノートの破片が夜空に舞った
薄暗い真夜中の騒動
「さようなら」幕を閉じた
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