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子供部屋
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作詞 5CAP |
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オルゴールの音が
ぼくの鼻腔をくすぐる
音が色を匂いを全てを
思い出させる。
レの音は
まるで、君のようだった。
たばこをやめた父親のように
きみはいつも不機嫌だった。
君は変わってしまった。
あの夜もそうだった。
君に喜んで欲しくて
手にした 1輪の黒い薔薇
「それは、僕の物だ。」
あらゆる手を使ってみたんだ
これを見てよ。
(どうかな?)
オルゴールの音が
僕の鼻腔をつんざく
音で色を味すら全てを
思い出させる。
不思議な感覚だった。
君を僕の物にしたかったはずなのに
色々試して気が付いたんだ。
君が欲しがりだって話だよ?
キャンディだけじゃ物足りないと言ったのは、きみだ
悪いのは僕じゃない。
「きみだ。」
「・・・」
泣いたって笑ったって
今更、遅いのに
どうして何を今さらそんなに
謝っているの?
僕は自らのハートを差し出して
きみは最期に小さく頷いた。
そして
オルゴールの音は聴こえなくなった。
最初からこうすれば良かったんだ。
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