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白い世界。
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作詞 5CAP |
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目が覚めたら、ここは何処?
どこか知らない、道も見えない。
見わたす限り、全てが白く…なんにもない
ただ シーンとした
耳障りな音だけが
僕の耳を劈いた。
ナニカヲ忘れたキガシタ…
ナニカガ消えたキガシタ…
目を開けたら、ここは何処?
「どこだ?」と聞くも言うにも、自分の声が響くだけ。
見わたす限りに白い世界。
自分が誰かも分からない
ここがどこかも分からない
歩けばナニカカワルキガシタ…
歩けばナニカワカルキガシタ…
僕は歩いた。
行けど行けど続くであろう白い世界を…
歩いた 増えた 色が増えた
歩いた 増えた 音が増えた
歩いた 一歩 また一歩
僕は夢中で歩き
目の前、次々と
床ができて壁ができて窓もできた
窓の景色に色がついて
僕は少し感動した。
歩き出す勇気を色に変えて
かけだす頃には そう
全てが見えるはず…
僕は夢中でかけていた
こんなに走ったのは
いつぶりだっけ?
少し、思い出しそうになっていた。
走って疲れた
僕の目に飛び込んできたのは
大きなドアだった。
きっと出口だ
そう思った。
だから、
僕はこの世界に別れを告げた
その瞬間、なぜか悲しくなり涙が溢れた。
そして、僕は重いドアを開けた…
そこには、宙に浮く自分と泣きわめく母がいた。
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