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少年A
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作詞 5CAP |
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暑いくらいの夏の放課後
僕らは夢を見ていたんだ
ギャンギャン鳴く
蝉の声が
耳について
なんだか景色が廻りそうだ
鬼さんこちらと叩いた指の隙間から
流れる隙間の冬のメロディー
冬のメロディーが笑ってる。
痒いくらいに疼いてる
なんにも手につかないんだ
ただ、
あの日の記憶をたよりに
今日もまた
ひとりで遊んでる。
鬼さんこちらと遊んでる。
覗いた隙間は叩くと消えた。
隙間に流れる音のメロディー
冬の路地を染めたメロディー。
吐きそうなくらい
刺さってくる憎悪と嫌悪
何をしても逃れらんない
影のようにつきまとう
あーぁ。あの時、消えればよかった。
鬼さんこちらと手の鳴る方へと
僕らを呼んで導き消えた。
気づけば、4年も前なんだ。
隙間も其のとき現れたっけ?
憎らしいくらい透き通ったメロディー
あのメロディーが僕らを染めた
そして、僕らがあの子を染めた
青い果実。
を、
赤い果実に
ゆっくり じっくり じっとりと
そして果実に赤い花が芽吹いて散った。
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