|
|
|
赤い体液
|
作詞 クリーン傀儡 |
|
ナイフを握りしめた 自分の左胸を張り裂いた
血潮の噴水ができた
身骨を砕いて骨を砕いた
こんな物は見たくない
彼が見たいものは最深部の一番奥にある
彼が見たいもの それは心 我は喋らない
ドキドキすると痛みって感じないんだね
あぁ…… とうとう彼は馬鹿になったか
おっ! そろそろ見えるよ 私の心
彼の最深部の行き止まり そこにあったものは
何もなかった 何もなかった
彼はめそめそ泣いた それを見た母泣き叫んだ
彼は単純過ぎるほどのただの馬鹿だった
お母さんごめんなさい
ピーポーピーポー 警報の音
我はおかしいと思った
彼の汚い血の処理は誰がしたんだろう?
色んな人に聞かれていた
死のうとしたの?って 彼は口を開かない
白衣の天使さん
どうか彼に人間のクズとでも
言ってやって下さい
彼は神様と天使さんの言うことしか
聞かない悪い子です
また 好奇心で自分を殺そうとするでしょう
心が透き通るような
眼差しの天使さんは言った
君の左胸は空っぽだったんだね
でも それは違うよ
君の心は汚れを知らない
ピュアなハートだったから
澄み切った透明だったんだ
だから君にもちゃんと心があるんだよって
彼は肩の力が抜けたようにわんわん泣いた
目からボトボト落ちるものが
かすんでよくわからなかっけど
目から出る涙は涙だよね
|
|
|