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残した痛み
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作詞 doramond |
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空っぽの大地から
小さな希望が芽生えて
陽の光浴びて育っていく
そうして紡がれた僕らに
悲しみの雨は降り注ぐ
絶望に乗せ
苦しみの音は刻まれていく
いつしか僕らは知っていく
僕らの限界を
無限の可能性を秘めた子供達も
いずれ誰の期待も背負わなくなる
ただ虚しいだけ
そして最後に君に見放された僕は
悲しみにえぐられていくだけ
あの時の僕らは
叶わぬ夢に涙して
強くなれたのだろうか
人々は言うんだ
「辛い経験を乗り越えたからこそ
人は強くなれる」って
でも僕は思った
「そうじゃない」って
だって僕らは苦しむために
生きてるんじゃないし
強くなくたっていいのだから
孤独だと気付いたら
哀しみは憎しみに変わり
だんだん僕がコワれていく
そうして彷徨った僕らは
悲しみの雨すら感じない
絶望に乗せ
君が知る僕は消え失せていく
いつしか僕らは悟っていた
僕らの行く末を
夢と希望に溢れたあの子たちも
いずれ誰の期待も背負わなくなる
ただ虚しいだけ
そして世間に君は見放された結果
いのちを削られていくだけ
あの時の僕らは
絆で無闇に繋がって
幸せだったのだろうか
人々は言うんだ
「共に苦難を乗り越えたからこそ
人は愛し合える」って
でも僕は思った
「そうじゃない」って
だって僕が君を愛しても
愛されはしなかったし
君が幸せならいいのだから
傷痕は消えない
疼きだすんだ今でも
あの時の傷口が
思い出したくもないようなことが
僕は強くなりたかった
僕は幸せになりたかった
でも仕方ないや
遠い場所から君の笑顔を見るよ
僅かでも僕の生きた証を残して
あの時の僕らは
叶わぬ夢に涙して
強くなれたのだろうか
人々は言うんだ
「辛い経験を乗り越えたからこそ
人は強くなれる」って
でも僕は思った
「そうじゃない」って
だって僕らは苦しむために
生きてるんじゃないし
強くなくたっていいのだから
悲し過ぎる物語の最後のページ
汚い字小さな文字で
こう書かれていた
「生まれてこれてよかった」
涙痕とともに僕らは生きていく
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