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ドライフラワー
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作詞 えだらく |
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風の音 雨の匂い 愛でていた芽
どうせいつかかれるとは知って
触れていた 触れていた手を
ゆっくりと ゆっくりと離す
あなたさえ
あなたさえいなければきっと
心に吊るしたままのスターチスを
咲き誇ることのないこの花を
流れ出ることのない涙の雨で
育んできた 育んできた
そのせいで
もう
あなたさえ
あなたさえいなければもう
かれていた かれていたのは
涙でも この花でもなく
永遠へと馳せるべき心か
触れていた 触れていた手を
ゆっくりと いまゆっくりと伸ばす
あるはずのない永遠がいまなお
みるみる大きくなるのです
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