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うつせみ
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作詞 えだらく |
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蝉が哭いていた
小さく 小さく 哭いていた
それが一瞬だった
なんてあまりにもあっけないんだ
追いかけて 追いかけていたのは
魂の抜けた あなたの抜け殻
問いかけて 問いかけて
やっとの思いで理解り始めていたのに
波が立っていた
大きく 大きく 立っていた
誰が知っていたんだ
なんでこんなにも思い出すんだ
溶けかけて 溶けかけていたのは
魂の抜けた 数多の亡骸
問いかけて 解けかけていたのに
思い出す事でしか あなたは映せない
柔らいでいく思いも
慣れないでいる思いも
涸れないでいた思いも
うつせみならば いつかは
追いかけて 追いかけていたのは
想い出を詰めた あなたの亡骸
溶けかけて 溶けかけていたのは
魂の抜けた 数多の
あなたさえ うつせみだった
海を抱いていたい
大きな 大きな この海を
小さく 小さく 抱いていたい
何が待っている
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