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とがったこころ
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作詞 kaminote |
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窓を閉じればひとりぼっち
怖くなって毎日開けたまま
光に誘われ入る虫を
ただぼんやり眺めて暇潰し
いつの間にか暗くなって
夕飯を炊きながら思うんだ
俺が死んで悲しむ命は
血を貰って喜ぶ虫くらいか
○「とがったこころ」を
いくら人に突き刺してみても
皆、ただただ笑うだけ
「どこも尖っていないよ」と
嬉しくも悲しい答えだけ
祭囃子が遠くで鳴く
響き渡る冷たいビルの中
強くなると誓ったあの日
強くなれない 生命体
○濁った声で叫んだ
「俺はもう誰も傷付けない」と
だから触れてほしい
俺のこの心臓に
思い出した歌がある
思い出した声が聞こえる
忘れそうな歌が響く
忘れていた声が胸を叩く
○「とがったこころ」を
そっと抱き寄せれば
嗚呼、こんなにも優しい
「どこも尖っていないよ」と言った
皆の言葉が胸に滲みる
○濁った声で叫んだ
「俺はもう誰も傷付けない」と
だから触れてほしい
俺のこの心臓に
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