|
|
|
テーブル
|
作詞 kaminote |
|
素っ気ない態度をとる
真ん中に置かれた気持ち
食器の上で寝転んだ
「窮屈」と「退屈」が今日のディナー
そのど真ん中に箸を突き立てて
手を合わせて「ごちそうさま」
最近は彼女の料理を
まともに食べたことがない
流行遅れの風貌で
こちらを睨んでいるトマト
今日はまともな料理なのに
なぜか食べる気にならなかった
なんで? いつから君は
なんで? いつから僕は
胸騒ぎを覚えた
平静を保てるはずがない
一人分の食器が並んだ
暗闇に溶けそうな
まるで触れられそうにない
空気みたいに
○なんで君は簡単に
僕を忘れてしまうのか
二人分のテーブルに
一人はちょっと寂しいよ
君がいない世界は
安心だけどすごくつまらない
二人じゃあんなに狭く感じた
背の低いテーブルも
まるで宇宙に放り出されたように
広く感じるようになって
わずかにある愛情が
ナイフとフォークに変わって
君を突き刺してしまった
ほんの少しの安らぎがあれば
君を抱きしめる勇気があれば
分かりあえたのに
○なんで君は簡単に
僕を忘れてしまうのか
二人分のテーブルに
一人はちょっと寂しいよ
なんでちょっと考えて
サヨナラなんて口にするの
なんで君は簡単に
僕を忘れてしまうのか
それでも二人は簡単に
分かりあえてしまうから悲しいよ
背の低いテーブルに
「ありがとう」という言葉並べて
君の帰りを待っているから
早く帰ってきてほしいな
その時は笑顔で
僕の正面に座ってほしいな
|
|
|