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僕影
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作詞 kaminote |
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ベンチに座る僕の体 今から何処に行くのだろう
考えている間にバスが来た 僕の体が立ち上がった
でも僕の影は座ったままで
溜め息なんてついている
「早く来いよ、乗り遅れちまうぞ」
影は座ったままだ
○「なんでいつも、上手くいかないのか」
そんな言葉が溢れ出るたび
影の自分はずっと俯いたまま
もっと溜め息を深くこぼす
バスは僕の体をおいてゆく いや僕と影をおいてゆく
未来へと進んで行ってしまった 影のせいで取り残された
でも僕の影は知らん顔で
溜め息なんてついている
「僕の影は何を望むんだろうか」
僕と影ふたりきり
○「何で君は未来に行きたがらない」
そんな言葉が溢れ出てくる
影の自分はずっと俯いたまま
溜め息混じりにこう言った
「君だって本当は怖いんだろう?」
そんな言葉が耳に届く
「未来の姿を見るのが嫌なんだろう?」
溜め息混じりにこう言った
本音は凄く怖いし
取り残されたくないよ
だけど進まなきゃ
そう嫌なんだよ
○「なんでいつも、上手くいかないのか」
そんな言葉が溢れ出るたび
僕の心は僕の体は
どんどん崩れ落ちてったのかな?
「何で世界は一つにならないのか」
そんな不満が溢れ出るたび
僕という影が影という僕が
深い溜め息をこぼすんだ
こんな世界、望んじゃいないんだ
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