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街灯
作詞 kaminote
 僕らはいつだって
 無茶苦茶なことばかりをして
 顔を出す太陽に怯えて逃げ惑うだけ
 週末の残虐な労働に堪えて
 部屋を飛び出して 走る街道
 何処へ逝くんだ

 街灯がチカチカと
 光瞬く時間になってから
 窮屈な世界からダイブして
 飛びだす僕がいた
 こんな世界は消し去ってもいい
 高いビルの世界から 落ちる街道へ
 一直線 一直線

 今日も 繰り返す 痛みの無い 自損事故
 どうだっていいんだって 聞こえないけど 耳を塞ぐ

 吹かれる落ち葉が赤く染まれば
 殺風景な街道も愛着が沸くのにな
 戻れない景色と僕が沁みついて
 いつもより冷たく感じるこのタイルが教えてくれる

 いつか人は死んでしまう
 何もない一生を過ごしても
 愛する人に恵まれず 結果金にも恵まれず
 そうやって半分くらいの人が死んでしまう

 今日も 僕はその 半分の人 そうそうそう
 どうだっていいんだって 聞こえないくらいの声で言う

 吹かれる頬に張り付いた涙が
 冷え切った身体をなぜかそっと包み込んだ
 戻れないんじゃない戻る意味なんてない
 「君はまだ終わりじゃない、始まってもない」

 少しだけ街灯の光がこぼれてくる
 視力なんてとうに消え去ってしまったはずなのに
 僕はまだ終わりじゃない 終わってはいけない
 「僕はまだ始まってもいない...」

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル 街灯
公開日 2013/09/08
ジャンル その他
カテゴリ その他
コメント 自作テーマ「Weather Report」全12中2作目。いつも眺める街灯の光が、終わりかけの自分には異常に眩しく見えたりする。
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