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街灯
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作詞 kaminote |
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僕らはいつだって
無茶苦茶なことばかりをして
顔を出す太陽に怯えて逃げ惑うだけ
週末の残虐な労働に堪えて
部屋を飛び出して 走る街道
何処へ逝くんだ
街灯がチカチカと
光瞬く時間になってから
窮屈な世界からダイブして
飛びだす僕がいた
こんな世界は消し去ってもいい
高いビルの世界から 落ちる街道へ
一直線 一直線
今日も 繰り返す 痛みの無い 自損事故
どうだっていいんだって 聞こえないけど 耳を塞ぐ
吹かれる落ち葉が赤く染まれば
殺風景な街道も愛着が沸くのにな
戻れない景色と僕が沁みついて
いつもより冷たく感じるこのタイルが教えてくれる
いつか人は死んでしまう
何もない一生を過ごしても
愛する人に恵まれず 結果金にも恵まれず
そうやって半分くらいの人が死んでしまう
今日も 僕はその 半分の人 そうそうそう
どうだっていいんだって 聞こえないくらいの声で言う
吹かれる頬に張り付いた涙が
冷え切った身体をなぜかそっと包み込んだ
戻れないんじゃない戻る意味なんてない
「君はまだ終わりじゃない、始まってもない」
少しだけ街灯の光がこぼれてくる
視力なんてとうに消え去ってしまったはずなのに
僕はまだ終わりじゃない 終わってはいけない
「僕はまだ始まってもいない...」
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