|
|
|
終点の国
|
作詞 kaminote |
|
痛む心が 遠くまで飛ばされて
灰になって 肺に入って
もうどうしようもなく涙が止まらないんだ
こんなに寂しいのに傍には誰もいない
通り雨と 喉を通過するサイダーが 泣いているようだ
難しくなんてない 一言 言えば良かったのに
闇雲に撃ちまくった 反動も計算に入れずに
こんなに虚しいのに変わろうとしないんだ
放り投げたシャツの袖が いつまでも乾かないんだ
曇天巡って咲いた 一輪の花がそう 君のことなんだ
ふわりとした空気が少し肺に突き刺さった
終点の国から 見える街並みは 色鮮やかに
もう戻ることも進むことも できそうにないけど
痛む心の 表面が凍りついて 落としたら割れそう
もうどうでもいいと思った何度も諦めた
だけどこのままじゃいけない 分かってる
通り雨の切れ間見つけて あの街に飛ばす紙飛行機
太陽が映しだす 煌めく流星のような 君がまぶしい
空を溶かすような真白い閃光で 涙も乾いた
「終点の国には 終わりだけあって始まりはない」
そんな常識は非常識に変えてやろうぜ
終点の国には 通り雨しか降らないけど
ずっと振っていたあの手は今も変わらず心にあるよ
飲み干したサイダーの気泡が パチパチと胸で弾け続けている
こんな薄汚れた世界だけど 僕はきっと愛し続けるだろう
|
|
|