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夏空
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作詞 kaminote |
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もう忘れてしまったよ
栞を挟んだページを
昨日までは嘘みたいに
君のこと追い続けたけど
今日になってまた振り出しに戻る
サヨナラの一言で今日もまた眠れる?
そんなわけないよ
海はいつだって
波と哀愁を運んでくる
山はいつだって
消えない思い出を掘り返す
なんでだろう 君のことを
思い出そうとする度に悲しくなるのは
あんなに近くに居たのに
問い詰めるようにして背中合わせ
ナゼなんだろう?
いつまでも君の夢に
真っ黒な僕は映らない
12もカレンダー捲って
不思議なほど何も起きない
今日になってまた僕は手の平握り締める
このままじゃいつまでも後悔するんだ
それだけど
流線型のまま
流れる雲と波のように
終点の駅へ
君を乗せた電車が今にも
今、駆け出すのさ 教室を飛び出して
あの高かったフェンス飛び越え
ずっと迷ってった僕のことを
思い出にしようと頑張ってたんだね
あんなに近くに居たのに
分かってあげられなくて本当にごめんね
なんでだろう 本当のことも
遠ざかる電車に告げられぬまま
ただ立ち尽くしているだけ
この手を大きく振らなきゃと
思えば思うほど
立ち尽くす僕の背中に寄りかかる
小さな背中にそっと告げた
「――――。」
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