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君の季節
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作詞 三夏川 |
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灰色の空から
ふと君との思い出が降り始めた
手に取るとそれは冷たくて
すぐに溶けて雫になった
そういえば君の手も冷たかったね
マフラーを口元まであげて隠した
唇の上だけで囁いた
たった二文字の愛
恥ずかしくて
私も溶けてしまいそうだったこと
今でもちゃんと覚えているの
君は寒い冬の日が似合っていたね
振り返って私を呼んだ
その唇から溢れた白
好きでした
冬らしく晴れた日に
君は突然夢を語りだした
口に出されたそれは素敵で
私がそこにいなかったこと
それさえも君には言えなかったんだ
帽子を深めに被ってうつむいた
唇の上だけで囁いた
行く当てのない二文字
青く澄んだ
空に溶けていった君の姿を
今でもちゃんと覚えているの
君が似合っていた冬の日
イルミネーションの中1人
雪が雨に変わって溢れた
さようなら
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