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憎しい憎しい狼の話
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作詞 映凪 |
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欲望の獣があたしを睨みつけ
過去を変えろと言ってくる
その強情がにじみ出た冷たい目で
あたしの気持ちなど気にもせず
毛深き屈強な体であたしを殴りつける
彼は昔々あるところの
かわいいかわいい赤ずきんと
赤ずきんを待つ老婆を
騙したうえに食いちぎり
全てblood redに染め上げた
人情などは一つもなく
食欲のままに人殺し
可愛い少女と優しき老婆の
魂の叫びは胃の中へ
欲望の獣があたしを睨みつけ
過去を変えろと言ってくる
その強情がにじみ出た冷たい目で
あたしの気持ちなど気にもせず
毛深き屈強な体であたしを殴りつける
彼は昔々あるところの
三匹の幼い豚たちの
努力の賜物 there houses
ひとたまりもなく壊したうえに
幼い豚たちをまるごと食べた
焼き、煮て、炙り、茹でた
塩胡椒、砂糖、醤油、みりん
味付けしてまで食べていた
愛情などは一つもなく
食欲のままに豚殺し
愛しき3匹の子豚たち
魂の叫びは胃の中へ
母豚はあまりの悲しみに
自ら命を絶ったとさ
欲望の獣があたしを睨みつけ
過去を変えろと言ってくる
その強情がにじみ出た冷たい目で
あたしの気持ちなど気にもせず
毛深き屈強な体であたしを殴りつける
なぜあたしが殴られているのか
自分自身が一番よくわかる
なぜならあたしがWriterだから
彼の人生の過ちを未来には
変えて教えることができる
過去を変えろ、あいつらのハッピーエンドに
彼は少しでも自分を残虐な獣から
やり返されたダサい動物へと
変えてしまおうとしている
だがあたしにも体力というものがある
体力が底を尽きた結果彼は自分で
ペンを握り自分がやりかえされた
可愛いおとぎ話に変えてしまった
欲望の獣があたしを殴りつけ
過去を変えたと笑ってる
その強情な思いでできた話で
子供たちは思いをはせる
憎しき彼の人生の過ちは
可愛い笑顔で隠された...
あたしは使命を果たせぬまま
彼の胃の中で天使となった
彼は子供の頭の中で
ドジでかわいい悪役として
生き延びてしまった
もう未来を変える事は
不可能だ
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