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花
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作詞 栞恩 |
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ずっとこの日を恐れていた 君が自分の意志で去っていくこの日を
冬の匂いがまだ残る 朝は少しだけ寒くて
見上げた青空に 満開のサクラ色は間に合わないみたい
花のような君を見送るならば 桜は完璧でないと
「舞い散るからこそ綺麗だ」なんて言わないで 切なくなるから
秘めすぎた想いは行く当てもなく 立ち尽くすだけで
小さくなっていく後ろ姿に どうしようもないもどかしさで
涙がまた一筋
花に出逢い
彩を知る
モノクロ世界に光を見る
そのすべてが素敵だと
美しいと心を震わす
儚く散り行く花びらは
これっぽっちも好きじゃない
散るというのは別れるということ
別れの覚悟はまだできない
花よ 花よ 咲き誇れ
ありのままで 誇らしく
私を 見てよと 咲き誇れ
どんなときでも 美しく
散るなよ 散るな
置いてくな……
あなたは桜よりも綺麗な花だ−
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