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上振れアクター
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作詞 フビアルビ |
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開演前 静寂の時
ブザーは鳴らず君は倒れた
客が騒ぐもお構いなしだ
灯がつく 聴けよアナウンス
走馬灯には僕はいない
延期したって同じことさ
愛情がない 才能もない
立ち上がる君に台本はない
いずれ上振れた明日が来ると信じて
今日だってほら嫌になって
顳顬の痛み消えやしないだろ?
だって思ってることはもうそのままで
あとは何て伝えるかだけで
僕ら一人だけじゃ寂しいから
大喝采 鼻を啜って
拍手をしたい人がいたんだ
君が主役と信じてたから
アドリブして そっと抱きしめて
共演者なら僕ではない
稽古したって同じことさ
時間がない 代案もない
他人ヅラしても仕方がない
いずれ上振れた明日が来ると信じて
どうしたって今泣きたくて
縋ってみても悪くないだろ?
だって決めてきたことはもう変わらなくて
あとはどう果たせるかだけで
僕ら一人だけじゃないんだから
最高じゃない 最低じゃない
決めるのはきっと僕らじゃない
いずれ上振れた明日が来ると信じて
今日だってほらツラに立って
眩しいけれど出来なくないだろ?
だって言うべきことはもう分かってて
あとは君がそうするかだけで
僕ら一人一人待ってるから
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